歯科衛生士とは
歯科衛生士とは
歯科衛生士は人々の歯と口腔の健康から全身の健康づくりをサポートする、国家資格の歯科保健医療専門職です。
歯科衛生士になるには
高等学校を卒業後、歯科衛生士養成機関のある専門学校、短期大学、大学を卒業することで、国家試験受験資格を得ることができます。無事、国家試験に合格すると厚生労働大臣の免許を得て、晴れて歯科衛生士として働くことができます。近年では男性の歯科衛生士も活躍しています。
歯科衛生士の3大業務
①歯科予防処置
②歯科診療の補助
③歯科保健指導
歯科衛生士法の歴史も知っておきましょう
歯科衛生士法の制定から改定へ
1948年(昭和23年)「歯科衛生士法」が制定
「歯科予防処置」を担当する職種として、わが国初の歯科衛生士が誕生した。
法律立案の当初は2年の教育が必要とされていたが、歯科衛生士の養成が急がれたことから、1年制でスタートした。
1955年(昭和30年)「歯科衛生士法の一部改正」
「歯科診療の補助」業務が導入された。そこから、病院、診療所勤務が増加し、歯科衛生士業務が拡大した。
1989年(平成元年)「歯科衛生士法の一部改正」
「歯科保健指導」業務が明文化され、これまでの都道府県知事免許から厚生大臣免許へと改正された。
2011年(平成23年)「歯科口腔保健の推進に関する法律」(口腔保健法)の制定・公布
歯科口腔保健の普及啓発とともに、歯科疾患の予防、保健指導や口腔ケア等の推進に伴う、歯科衛生士の役割が拡充された。
参考:兵庫県歯科衛生士会「50年のあゆみ」
日本歯科衛生士会(日本歯科衛生士会60年史)「歯科衛生士のあゆみ」